「W杯代表の宿泊ホテルは豪華過ぎ」仏大臣批判

 サッカーワールドカップ南アフリカ大会の開幕が11日に迫っているが、仏スポーツ担当大臣のラマ・ヤド氏が「フランス代表が宿泊するホテルが豪華過ぎる」と発言し、波紋を呼んでいる。

 フランス代表は現在、オテニカ山脈とインド洋の間に位置する「ガーデンルート」のナイズナに建つ5つ星ラグジュアリーホテル「ペズーラ・リゾート・ホテル&スパ(Pezula Resort Hotel And Spa)」に滞在している。2004年にオープンしたリゾートホテルで、客室はわずか78室のオールスイート。全室からインド洋やナイズナ湾、ゴルフコースなどの絶景が眺められる。南アフリカでは最高レベルのスパ施設があることで有名だ。

 ヤド氏はフランスのラジオで「私だったら、そのホテルは選ばない。」と発言し、世界的経済危機をやっと脱したところなのに、宿泊ホテルが豪華過ぎるのは配慮が足りないとして批判した。またヤド氏はスペイン代表がヨハネスブルクの大学の施設に宿泊していることを引き合いに出し、「フランスチームの結果が国民の期待に沿わなかった場合は、彼らはなぜそこに滞在したのかを説明しなければならないだろう」と話した。

 ちなみに日本代表は、ペズーラ・リゾートと同じくガーデンルートにあり、南アフリカでは最もラグジュアリーなゴルフリゾートとして知られる「ファンコート・ホテル・アンド・カントリー・クラブ」に滞在している。

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