GSが25億ページのデータで調査委員会に応酬

 金融危機の原因究明を進めている米議会の金融危機調査委員会(FCIC)は7日、米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)が、調査要請に対して非協力的だとして、書類の提出命令を出したと発表した。

 FCICは今年1月から、低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」関連の金融商品などにかかわる社内資料の提出などを要求してきた。だが、GSは期限を守ることはなく、何度も期限を引き延ばしてきたのだという。

 そうするうちに、GSは5月18日、1テラバイトあたり5億ページのデータを計5テラバイト約25億ページ分に渡る膨大な電子データを提出した。FCICにとっては、量的に分析が不可能でもあり、GSが期限を先延ばしにしてきたのは、これを狙っていたのではないかとも見られている。

 FCICは、GSのこうした態度を厳しく批判している。


GSのロイド・ブランクファインCEO

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