「ハーバード大学の日本人数激減」の意外な真相【1】

今年ハーバード、イェールに合格した日本人は過去最高の10名

 藤井氏によると、今年4月にハーバード大とイェール大に合格した日本人学生数の総数は10名。ハーバード大が3名、イェール大が7名で、イェール大の合格者数は過去最高でした。例年、イェール大の日本人合格者数は1人から2人。7人というのはこれまでにない増加で、「今年に限っては、日本人留学生は増加している」と言えるそうです。

 この10名の内訳は、3分の1がインターナショナルスクール出身、3分の1が私立の帰国子女、3分の1が普通校出身(全員RouteHの学生)でした。

ハーバードを辞退しイェールを選んだ学生

 ここ数年、東大合格レベルのトップの高校生の間で「国内より海外のトップ大学に進学したい」という動きが加速しています。難関大学受験生のための模試「プロシードテスト」は、2008年2月から志望校として海外の大学も指定できるようになり、またSAT(適性試験)の模試も2008年11月から国内で開始されました。

 その流れを受けて、2008年5月に開講したのが、ハーバードなど海外の一流大学進学を目指す塾「RouteH」です。ここでは、東大・京大など国内最難関大学に合格できるレベルの普通科の高校生たちが、海外の大学を目指すために学んでいます。

 「RouteH」の今年の卒業生は3名で、その3名全員が海外大トップ大に合格し、進学することになりました。1人はハーバード大学とイェール大学の両方に合格、1人はイェール大学と東京大学・理科Ⅱ類に合格、1人はリベラルアーツカレッジのスワスモア大学と東京外国語大・外国語(英語)に合格しました。このうち、ハーバードとイェールに合格した男子学生は、なんとハーバードを辞退し、イェール大学へ進学することを選択。またイェール大学と東大に両方合格した学生は、この4月から東大に通っており、9月からは東大を休学してイェール大へ入学するということです。

藤井氏「現在、ハーバード大学の学部に在籍しているのは5人です。今秋ハーバード大に入学する日本人は、多分2人ではないでしょうか。イェールは実際何人入学するかわからないですが、RouteHからは2人入学すると思います。」

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