国債の「モテ広告」がちょっとした騒動に

 日本国債を保有する男性はモテる。性的魅力に訴えて出稿した国債の広告に対して、英紙フィナンシャルタイムズ、ブルームバーグなど金融メディアが噛みついた。さらにこれらを受けて、日本でも日経新聞なども追随している。

 発端は、男性向けフリーペーパー「R25」に掲載された国債の広告。財務省が7月に導入する固定金利3年の個人向け国債で、5人の女性の「安定性」に投資する男性を夫を選びたい、という意見を記事広告風に取り上げている。

 驚きを持って各メディアで取り上げられた理由は次の2点だろう。あまりに露骨な表現であること、そして、R25のターゲットである20歳台の人にも国債を買ってもらわないといけなくなったのかという点だ。

 R25誌がこれまでに、記事として取り扱ってきたのは国債ネタは次のようなもの。
◆「国家の破産リスク高まる!? 恐怖の「ソブリンリスク」とは?」
◆「借金漬けニッポンの借り入れ限度額はどれくらい?」
◆「国債価格急落って何が問題なの?」

 読者はかえって戸惑っているかもしれない…。

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