糖尿病予防には白米より玄米 ハーバード大研究

 米ハーバード大学公衆衛生大学院の研究者らが、玄米は2型糖尿病の予防に効果的だという研究結果を14日発行の「米内科学紀要」に掲載した。

 この研究は、米国で合計20万人、約4万人の男性と約16万人の女性を対象にして実施した調査結果をまとめたもの。それによると、1週間に5回以上白米を食べている人は、1ヶ月に1度しか白米を食べない人に比べ、2型糖尿病のリスクが17%増加していた。一方、白米を食べる回数のうち数回を玄米に置き換えれば、糖尿病のリスクが16%減少することがわかった。また白米食をすべて玄米食に置き換えた場合、糖尿病のリスクは36%減少していた。

 玄米を含む全粒穀物は、体内からブドウ糖を徐々に排出する効果があるため、糖尿病のリスクを減少させるという。玄米を好まない人は白米に混ぜて食べたり、玄米を使用した料理をメニューに追加した方がいいと研究者らはすすめている。

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