バフェット氏「複数自邸持つよりジェット機買う方がマシ」

 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(79)が、自分の最も大切な資産は「健康と長年の友人」であり、また「多くの家を所有するより、高価な自家用ジェット機を所有する方がマシ」だと語った。バフェット氏が慈善キャンペーン「Giving Pledge」の活動で執筆した手紙より明らかになった。海外メディアが報じた。

 バフェット氏は手紙の中で「あまりに膨大な物をコレクションすることは、結局、所有者が物に所有されるような状態になります。私が健康以外で最も価値があると考える資産は、多くの長年の友人たちです。」と語った。

 またバフェット氏は米国を拠点とするビジネスジェットのチャーター会社「NetJets」を所有しているが、多くの家を所有するより、自家用ジェット機を所有する方がいいのだという。「いくつかの物質的なもので、人生はより楽しくなります。私は、高価な自家用ジェット機をもつのが好きです。しかし、6軒7軒の邸宅を所有するのは負担に思います。」と手紙に記している。

 バフェット氏は資産470億ドルの世界第3位の富豪だが、2006年に、自身の資産の99%をビル&メリンダ・ゲイツ財団を含む5つの慈善団体に寄付すると公表している。バフェット氏は手紙の中で、「私と私の家族が、もし資産の1%以上を自分たちのために使用するなら、私たちは自身の幸福を高めることはできないでしょう。しかし、残りの99%の資産を寄付すれば、 保健福祉に多大な影響を与えることができるのです。 」とし、社会に貢献できることが最大の喜びだと語った。

 「Giving Pledge」は、バフェット氏とマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏が1年前に開始した慈善キャンペーン。米国の富豪たちに、自分が生きている間もしくは死後、資産の半分を慈善団体に寄付することを誓約させることを目指している。

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