ボーナス100億円の男が1000億円を調達

 元シティグループのスタートレーダーで昨年に独立した、アンドリュー・ホール氏(Andrew Hall)が、コモディティーファンド設立のため約10億ドル(約900億円)の資金を調達したことがこのたびわかった。

 昨年シティグループが、高額賞与で米国内から大きな批判を浴びた。ホール氏は昨年のボーナス1億ドルを手にする予定だったものの、公的資金が入ったことや、世間の批判の大きさから断念してシティーを去ったという経緯がある。また、シティーはホール氏が活躍した子会社のファンド「フィブロ」を他社に売却している。

 ホール氏は原油などのエネルギー、小麦などの穀物などコモディティーを広範囲に得意とし、プライベートではドイツに古城を所有していることでも知られる。

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