適切なコラーゲン摂取量は1人1人異なる
伊藤先生:「美容でコラーゲンというと、肌の話に偏りがちですが、確かに40%は皮膚に、その他の骨や血管にもかなりのコラーゲンが存在します。特に、血管はコラーゲンでできたチューブみたいなものですから、コラーゲンが豊富だと丈夫で柔軟性に富む血管となり、体全体の健康につながります。その結果、美肌にも効果が出るのです。コラーゲンの材料となる食べ物を摂取して、それが腸から吸収され、コラーゲンが再構築され、初めて効果が出ます。」
つまり、肌だけでなく、体全体のバランスを考えてコラーゲンを摂取しないと、真の美肌にはなれないということです。コラーゲンの適量は、1人1人体格も体質も異なるため、個人差があります。同じ量でも足りる人と足りない人がいたり、また体調によって吸収されたりされなかったりします。
イチゴもビタミンCが豊富な果物
伊藤先生によると、コラーゲン摂取時に注意することは、コラーゲンを体内で再構築する際に欠かせないビタミンCを一緒に摂ること、そして良質なコラーゲンを選んで摂ること。コラーゲンと一口に言っても、粗悪品から高級品まで品質に大きな差があります。有機栽培の肥料で飼育され、抗生物質や農薬に汚染されていない動物やきれいな海域で獲れた魚など、良質なコラーゲンを選ぶことが大切です。
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