アルワリード王子、6年連続「世界で最も影響力あるアラビア人」に

 「アラビアのバフェット」とも呼ばれるサウジアラビアの富豪投資家アルワリード王子が、中東誌アラビアン・ビジネスが21日に発表した「世界で最も影響力があるアラビア人 ベスト100」の1位に6年連続で輝いた。

 同誌は「パワーと影響力で、アルワリード王子に並ぶ人はいない。彼が築きあげた広大な企業帝国と慈善活動の規模、政治の舞台での存在感で、アルワリード王子は彼が最高の存在であると再び示した。」とコメントしている。

 アルワリード王子はアブダッラー国王の甥で、総資産194億ドルのアラブ最大の富豪。2010年の米フォーブス誌世界富豪番付では19位にランクされている。米シティグループの筆頭株主で、投資先は不動産からメディア、銀行、ホテルなど全世界で約5000社にのぼる。

 2009年初めは、リーマンショックによるシティの株価低下の影響で、アルワリード王子の資産は前年の210億ドルから133億ドルに減少し、世界富豪番付も19位から22位へと順位を下げた。しかしシティの株価が回復したおかげで、今年再び19位に順位を戻している。

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