IPOで1億円稼ぎたければベンツに乗れ【2】

やりすぎは禁物

 最後に、やるだけの価値があるのかどうか。それは将来の日本の株式市場を考えた場合、IPOは有利だと思われる。

 「日本の相場も、将来的にそんなに大きなバブルが来るかどうかは期待できないのかもしれません。でも、ザラ場で稼ぐよりはIPOの方がリスクは低いと思いますね」

 リスクは高いものの、リターンが期待できるかどうかわからない日本の株式市場。ザラ場で勝負するよりはIPOを獲得して初値売りの方がリスクは少ないのではないだろうか。

 みなさんがこれを読んで、今後、IPO投資の達人になったとしても、やりすぎてはいけない。証券マンとは、あくまでギブ&テイクの関係。自分ばかりがおいしい思いをしすぎては、やはり目を付けられる。


JACK氏が当選したボルテージの取引書類
 JACK氏も「IPOやPOばっかりですね」という強烈な嫌味を浴びせられることもあるそうだ。やはり、証券マンとしても連続して同じ人に割り当てるのは難しいようで、その辺の事情も汲んでやる必要はある。以上話してきたようなことを実践できるのならば、やってみる価値は十分ありそうだ。

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