ブランド大好き米ヴォーグ編集長のケチっぷり

 米有名司会者のオプラ・ウィンフリーさんが先日、自身の雑誌スタッフ全員に、「1万ドルと iPad」という破格のボーナスを支給した景気のいい話が話題になった。そのニュースを知ってか知らずか、米ファッション界随一の鬼編集長アナ・ウィンターさんも、米ヴォーグ誌編集部スタッフ全員にボーナスをあげたというのだが…。

 その贈ったものとは、iPadでも小切手でもなく、レスポートサックのバッグ。日本でもかつて大流行したカジュアルなナイロンバッグブランドで、値段にして98ドル。シャネルやディオールなどのきらびやかなブランドで飾られたヴォーグ誌にしては、あまりにも地味である。

 なぜ鬼軍曹といわれるウィンターさんが、彼女の“兵隊”たるスタッフにバッグを贈ろうと思ったのか、なぜレスポートサックだったかなどナゾは多いが、贈ったのは「LeSportsac 4115 Tote」の限定バッグで、ウィンターさんは一目ぼれしてスタッフ全員分を買い取ったという。でもいくら気に入ったとはいえ、自身は10倍も100倍もする高価なブランドを身につけているというのに、スタッフへのボーナスがナイロン素材のバッグとは、ちょっとケチな話?

 ちなみにこのバッグ、日本でも「TOTE プラチナム」という商品名で販売しているので、おしゃれなヴォーグスタッフがこれでNYの街を闊歩して話題になる前に、手に入れておいてもいいかもしれない。

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