米労働省が2日発表した6月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数(季節調整済み)が前月比12万5000人減少して、6カ月ぶりに前月比減となった。一方、失業率は9.5%で、前月からは0.2ポイントの改善となった。
米政府による国勢調査の臨時職員の数が22万5000人減ったことが主要因と見られる。民間部門の雇用は同8万3000人の増加となった。
あらかじめ、国勢調査のための人員は減少することは計算づくだったものの、重要視されていた民間部門の雇用が、12~13万人という事前予想レンジを大きく下回った。