海外でも大阪弁が抜けない本田圭佑選手

 今や新聞、テレビなどでその顔を見ない日はないし、名前を聴かない日はないくらいになった、サッカー日本代表MF本田圭佑選手(24)。スペイン、イギリス、イタリアなどの強豪クラブも興味を示すなど、世界中で人気も知名度も上昇中だ。ワールドワイドな存在となった本田選手だが、抜けないのが「大阪弁」なのだという。

 「何もベスト4と言わず、優勝を目指してもいいんじゃないでしょうか」などと発言したビッグマウスは、日本人からは疎まれる傾向にある。だが、本田選手はそうではない。

 先輩には「ほんまっスか? それ」、タメの同僚には「何でやねん」という調子なのだという。それは海外に行っても変わることはなく(もちろん、話し相手は日本人に限られるが)、
記者会見などでも、イントネーションは完全に大阪弁のそれだ。

 こうした、嫌味がなく屈託のないしゃべりは人柄にもよるが、大阪弁のフランクさにもあるのではないだろうか。その「大阪弁の英雄」は、帰国翌日に真っ先に母校?の幼稚園に向かうなど、地元愛にあふれている。故郷の大阪・摂津市から市制初となる「市民栄誉賞」を贈られたほどだ。

 一部スポーツ紙には30歳以降は、日本でプレーしたいとの希望を持っているようだ。それまで、どれだけ世界を沸かせるのか、今から楽しみだ。何にせよ、サッカーというワールドワイドな社会の中で「大阪弁の英雄」は、これからも変わらず大阪弁をしゃべり続けていくことだろう。


本田圭佑選手

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