所属するチームがあるロシアに帰ったサッカー日本代表ＭＦ本田圭佑選手（24）だが、ＴＶ局から「指名手配」となっているのだという。
Ｗ杯敗退後に一時帰国したが、母校や代表の慰労会などに参加した程度。誰もが一挙手一投足に注目しており、そうした本田フィーバーにＴＶ局側もここぞとばかりに、乗ろうとしていたのはミエミエだった。
しかし、当の本田選手はすべての出演、取材のオファーを断ったのだという。しかもスポーツニッポンの報道によると、出演料600万円を提示されたフジテレビ系「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」まで断ったのだという。金が欲しいわけではなさそうで「あり得ないが仮に1000万円積んでも、絶対に出ないだろう」（局関係者）という。
そう考えると、大会直前に放送されたテレビ朝日の中田英寿氏との対談はお宝番組になりそうだ。これは、両者の事務所には願ってもない申し出だった上に、お互いに共感する部分もあり、実現した。しかし、今後はこうした対談さえも実現は難しそう、と見られている。
そこで、キー局はもちろん、本田選手の地元である大阪の局もすきあらばとチャンスをうかがっているのだという。今、本田選手の「出演ＯＫ」を取り付けられれば、その担当者の将来は約束されたも同然だろう。しかも、旬なうちでなければ意味はない。だが、「どこも成すすべなしのようです」と関係者は言う。
争奪戦とは言っても通常は、どこか頭一つくらいは抜けているものだが、本田争奪戦に限っては「横一線です」（ＴＶ関係者）という。だが「話題性は抜群で視聴率は取れる」と踏んでいる。
「国際指名手配」となった本田選手。テレビに出て「は～い、やべっち」などと言わされるようなバラエティー漬けは、ファンも逆にガッカリするのではないか。やはり、ピッチで活躍してほしい、と皆が望んでいるのではないだろうか。
