「偽造天国」中国で最もパクられたサイトとは?

3カ月で400種類のバッタもん

 中国では、ある人気サイトの類似サービスサイトが、わずか3カ月で400種類も誕生したという。

 その答えは、アメリカで今注目を集めている驚異のソーシャルコマースサイト「Groupon」にある。同サービスは2008年11月に始まり、創業わずか2年で売上300億円超を達成した。「Groupon」とはグループとクーポンの合成語で、ビジネスモデルは共同購入だ。

 各都市ごとに1日1品“今日の取引”が提供され、対象はレストラン、観光ツアー、イベント、エステサロンなど多岐にわたる。例えば、フラワーアレンジメント教室で100人以上集まると75ドルの商品が5割引きで購入できるなどというサービスだ。

 今年3月、このサービスが中国でも始まった。初めにこの共同購入ビジネスに目を付けたのは王興(おうきょう)氏という人物。31歳の王氏は、アメリカ留学から帰国後6年間で3つのネット事業を立ち上げた。このうち、最後の事業が「Groupon」を模倣した“美団ネット”サービスだ。

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