最長4日潜水！日本と海外の「プライベート潜水艦」最新事情

海外の富裕層に浸透しつつあるプライベート潜水艦

　海外の富豪たちにとって身近な海の乗り物と言えば、これまではスーパーヨットでした。しかし近年、中東の富豪たちを中心に、プライベート潜水艦がブームを迎えつつあるといいます。「YUCASEE MEDIA（ゆかしメディア）」は今回、海外と日本の個人用潜水艦事情に迫りました。

最長4日潜水できる5人乗り潜水艦を発売

　今年4月、米高級ヨット製造メーカーNautilus Underwater Systemsが、ラグジュアリーな個人用潜水艦「ノーチラスVAS」を発売し、大きな話題となりました。全長6メートルの3人乗りと、全長8メートルの5人乗りの2タイプ。時速6ノットで、最長4日間潜水できます。価格は270万ドル（約2億5000万円）。

　映画「007」シリーズにでも登場しそうな、レトロで丸みを帯びたデザイン。艦内は自由に立ち上がることができる天井の高さと空間があり、梯子ではなく階段が設置されています。洗面所、ミニバー、デジタルビデオ、ミュージックプレーヤーも完備。また潜水中でもダイバーが艦内から自由に出入りすることができる「Diver Lockout」システムを採用し、海底探検を楽しむことも可能。潜水艦前面は大きなガラス窓になっていて、海中を広く見渡せます。

ヴァージン・グループも個人用潜水艦を貸出し

　また英ヴァージン・グループも、今年1月に3人乗りのプライベート潜水艦「Necker Nymph」を発表しました。これは、会長のリチャードブランソン氏所有の潜水艦で、同氏が所有するカリブ海の島「ネッカー・アイランド」で貸し出されています。

　1回の潜水時間は約2時間で、海中で360度回転しながら潜行できるのが特長。レンタル料金は1週間2万5000ドル（約228万円）です。

　ちなみにネッカー・アイランドは1泊約100万円で宿泊することができ、ヨット、水上スキー、サーフィンなどあらゆるマリンスポーツを楽しむことができます。ネッカー・アイランドに宿泊する機会があれば、ぜひ「Necker Nymph」で水中散歩を楽しんでみてください。