未来のスーパーヨットは潜水艦も兼ねる？
スーパーヨットを所有する人も少ない日本では、購入・操縦・維持、どれをとってもハードルが高いように思えるプライベート潜水艦。しかし海外では、潜水艦の次なるステージ、「潜水艦へ変身するスーパーヨット」の開発計画も進んでいます。
先日イタリア人デザイナーのセバスティアーノ・ヴィーダ氏らによって発表された「U-010 Undersea Yacht」は、スーパーヨットの快適さと潜水艦の要素を組み合わせた、まさに最強の海の乗り物。全長66.5メートルで、デッキテラスは開閉式。内部はリビング、バー、サウナ、螺旋階段などがあり、まるで高級マンションのように広々としてゴージャスな空間です。潜水艦の狭苦しいイメージはどこにもありません。
デザイナーらはこの計画について、「このようなヨットは幻想のように思われるかもしれませんが、私たちは最新技術を調べ、実現可能であるという確証を得ました。5年以内に建造できるよう、現在相応しい技術者を探しています。」と語っています。
欧米や中東で、徐々に盛り上がりつつあるプライベート潜水艦市場。日本の富裕層が潜水艦を所有する日はまだまだ遠そうですが、近年ビジネスジェットが浸透しつつあるように、いつか日本にも潜水艦ブームがやってくる日がくるのかもしれません。
