ここは「治外法権」か
2007年に銀座を訪れたアルマーニ氏。
ふたたびラウンジへ行き、お会計。90分 32,000也。ここで、本日最大の“???”が脳内勃発。なんと、「エステチケット」の購入を勧められたのである!!
相場の倍に近い金額を支払っても、どこよりも高いホスピタリティとリラックスした時間を求めて来ている客に対して、エステのチケットを売りつけようとするのはルール違反ではないだろうか? 「アルマーニ セレモニー 180分」の15回チケット、65万円などと書かれた“大変お得なポイント制チケット”の説明を受け、ご丁寧に資料まで手渡され、最後の最後でエステの老舗「たかの友梨」の商魂を見せつけられる形でスパを後にすることになったのだ。
スパの施設もトリートメント技術もすばらしいものだったから、残念でならない。「私はニセモノが嫌いだ。見せかけの真実は見たくない」というのは、アルマーニ氏がよく発する言葉。このスパに関して言えばハード面は“ホンモノ”でも、スタッフのホスピタリティは“見せかけ”になってはいやしませんか、アルマーニさん?