中国海南省に高さ300米の7つ星ホテルが2015年竣工

 中国海南省海口市に建設予定の7つ星ホテル・海口千禧酒店は今年3月に建設が認可されて以来、注目を集めている。海南国際コンベンションセンターからプロジェクトを受注したデペロッパーによると、着工は2012年で、2015年末の竣工オープンを目指しているという。総工費は28億元(約371億円)、108階建てで、高さは地上300メートル以上だ。

 海口千禧酒店は海洋を埋め立てて建設される予定で、プロジェクトは今年3月、環境アセスメントを通過している。現在は専門チームを派遣し、地震や航路管理部門との調整中だという。こうした前期準備業務には約2年半が費やされる。

 埋め立てる面積は約3.4ヘクタール。海岸から約300メートルの沖合に建設される予定だ。

 一方、発表当初から人工島計画には「自然破壊につながるのではないか」との批判も出ている。また、ドバイの人工島のように地盤沈下の可能性についても指摘されている。

 ホテルの延べ床面積は少なくとも20万平方メートルで、600から800の客室の他、アミューズメント施設や免税店が4万平方メートル使われる計画だ。建物の一部はオフィスやマンションに充てられる。関係者は「ドバイのシンボル、フラッグシップホテルにも匹敵する美しいホテルを建設する」と意気込むが、同時に売りだった“美しいビーチ”も失われることになる。

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