1万円の納豆登場!納豆も高級化志向へ

 7月10日の「納豆の日」にちなんで、秋田市の高級納豆専門店「二代目福治郎」が、価格1万円の詰め合わせセットを発売した。低価格の食品として知られ、最近では20、30歳代の若者があまり食する習慣がない中での高級価路線は、異彩を放つ。

 この納豆は、ケースが秋田杉の木箱で、伝統工芸職人が製作。北海道十勝産の最高級ブランド大豆「鶴の子」を長時間発酵させた納豆12パックと、地元の男鹿半島で採れた天然塩1袋が入っている。

 全国納豆協同組合連合会の調査結果によると、納豆の購買時に重要視する要素は「価格」で32.3%。そして、購入する人のボリュームゾーンとしては「90~100円」34.2%、「140~200円」27.8%となっており、1万円は破格だ。

 さらには、食する機会の減っている20、30歳代は「家庭で食する機会が減ったので」としてる。

 そうした中で、人気絶頂のアイドルグループAKB48の宮崎美穂さん、仁藤萌乃さん、佐藤すみれさん、石田晴香さんの4人が「ナットウエンジェルZ」を結成し、7月10日の「納豆の日」の記念曲「ナットウマン」を披露した。

 また、「納豆クイーン」なるものも存在し、実は過去には上戸彩さん、眞鍋かをりさんら大物が務めたこともある。業界関係者がPRに躍起になっている様子がうかがえる。

 若い層にPRするのもいいが、高級食材とは思われてこなかった納豆に、高級化志向で出るのも悪くはないだろう。

 今後は1万円と言わず、さらに一ケタ違うほど高級な10万円の納豆を発売してほしいもの。

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