グーグルの株価は35%上昇か?=バロンズ

 米ネット検索大手グーグル(Google)の株価が将来的に35%上昇する可能性がある、と米投資情報紙バロンズが示唆した。

 まず同紙は、グーグルの現在の割安なバリュエーションに注目し、現在の株価468ドルは、強気相場のピークの741ドルを大幅に下回っているとしている。さらには、無借金のバランスシートと、32%の純利益率ながらも、2011年の予想PERは15倍弱という低水準にあり、アップルの15倍、ヤフーの19倍、バイドゥの39倍と比較しても、大幅な割安水準にあるとしている。

 さらに、グーグルは1株当たり95ドルの現預金を保有しており、1株当たりほぼ27ドルのフリーキャッシュフローを生み出しており、将来を見通しての投資資金も潤沢に有している点でも成長余力があると見られる。

 投資家によっては、IBMやマイクロソフトなどのように早期に成長力が減速するのではないかという見方もしているが、まだまだ、全世界でインターネットにアクセスできていない中間層も多くいるため、今後もアクセスする機会は増えるものと見られる。

 さらに株価は年初来で25%ほど下落しているということもある。

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