東大合格と富裕層、どっちが難しい?

複数の要素が絡み合い、「成功者」は創造されていく

 今回のアンケートの結果、はっきりしたのは、東大に入ることと、富裕層になることは全くの別物だということです。
 
 育った環境は決定的な影響があるわけではなく、相続リッチでなくても努力すれば東大生にはなれる。しかし、東大卒の富裕層が少ないことから考えても、富裕層はまた別の能力、社会で生き抜くセンスが必要なのです。

 まず仕事の選び方、サラリーマンになるか、経営者となるかで大きな差がでます。一代で富裕層になれるのは医者、弁護士、起業家等、ごく限られた職種です。もし上手くそれらの仕事に就いて成功したとしても、今度は運やタイミングに左右される毎日。時価総額数十億の会社を経営していたとしても、明日のことは誰にもわかりません。

 また、東大卒の富裕層が少ないのは、東大は元々官僚を養成するための学校という部分も大きいのかもしれません。東大まで行く人は、「何かを学ぶこと」が好きな人が多いはず。経営者になってお金を稼ぎまくる!という人もいるでしょうが、研究者や官僚としての道を選びたいという人の割合も確実に多いのです。

 ともあれ、「東大卒で富裕層」は非常にレアだということだけは確か。「とにかく常に最上級のもの、その分野で一番のものを目指す!」というチャレンジ精神が東大合格に繋がり、ひいては社会に出て成功し富裕層になる、ということに通じている気がします。
 何にでもチャレンジするバイタリティと努力、運を引き寄せる力、タイミング、そして自分に影響を与えてくれる人脈にどれだけ恵まれるか。様々な要素が絡み合い、成功者は創造されていくのです。



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