シャンソンの第一人者、石井好子さん死去

 シャンソン歌手の第一人者、石井好子さんが17日、肝不全のため東京都内の病院で亡くなっていたことがわかった。87歳。告別式はすでに近親者で済ませ、お別れの会が8月26日午前11時半から、東京都千代田区内幸町1の1の1、帝国ホテル本館「富士の間」で行われる。

 石井さんは、自民党の大物議員、石井光次郎氏の二女。東京芸術大学で声楽を学んで卒業。終戦後はジャズ歌手となり、1952年にフランスに渡り、パリでシャンソン歌手としてデビューを果たした。日本に帰国後はシャンソンを広めることに尽力し、日本シャンソン協会を設立して会長も務めた。

 また、活躍は歌だけにとどまらず、エッセイストとしても有名。「巴里の空の下 オムレツのにおいは流れる」はベストセラーにもなった。

 水泳が趣味で、87年には台湾でのマスターズ水泳選手権大会の50メートル平泳ぎで大会新記録で優勝するという一面もあった。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる