図書館は心地よい音が流れる空間
同校ののびのびとした教育方針を表現する図書館は、どのような空間でしょうか。訪れてまず驚かされたのが、図書館全体に流れるBGMです。放課後に時間を決めて、ポップス、ロック、クラシックなど、放送委員会が音楽を流すのだとか。図書館というと静寂なスペースを想像しますが、BGMは生徒たちには耳障りではないのでしょうか?
不思議なことに、実際に図書館にいると音楽が耳障りではありませんでした。実はこれこそが「頭のよい子が育つ家」の一要素だったのです。
勉強は静かな子ども部屋で行うものという一般的な考え方とは違い、できる子どもたちはリビングのテーブルで勉強していました。お母さんが食事の支度をしているそばで、お父さんがテレビでニュース番組を見ているそばでの勉強。そこには常に「音」がありました。
栄光学園の図書館もまさにBGMに包まれた、心地よい「音」のある空間だったのです。