“中国企業プラダ買収”の本当の目的

プラダ買収報道に大きな反応


ミウッチャ・プラダ氏
 中国の企業がプラダの筆頭株主を目指し株式を購入していたものの、プラダが「ブランドイメージが傷つく」としてこれを拒否したことについて、中国では様々な反応が起きている。

 北京大学教授の陳平(ちん・へい)氏は、テレビの討論番組でプラダの対応について意見を述べた。この中で陳氏は「中国のぜいたく品市場は急速に発展しているが、一方の欧米は下降傾向にある。

 もし中国企業がプラダの株を買ったならば、中国での消費はさらに増えるだろう。プラダがそれを拒否した場合、中国企業は他の選択肢を探すことになるが、中国の消費者から『敵』と見られ、プラダの商品を購入しなくなる可能性が出てくる」と話した。

 中国でビジネスを行うにあたって、プラダに「賢い選択」をするように求めた形だ。

 一方で「“イタリア製”と“プラダ”は切り離すことはできない」という報道もある。

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