第一三共と北里研が新会社設立を検討へ

 大手製薬メーカーの第一三共が、学校法人の北里研究所と、インフルエンザなどの感染症を予防するワクチンの生産を検討している、と一部で報道された。同社は報道を否定した。

 産経新聞の報道によると、両者は来春にも新会社を設立し、北里研のワクチン生産部門を取り込んで増産していくのだという。

 両者は2008年12月からワクチンの研究開発や販売などで提携関係を結んでおり、今後はさらに関係を深めていくと見られていた。

 第一三共は「本日、一部の報道機関により、ワクチン事業に関する報道がありましたが、当社として発表したものではございません。当社は、急速に変化する事業環境下において、永続的な企業成長を目指して、様々な戦略的展開の可能性を常に検討しておりますが、本日の報道の件につきましては、実施の有無を含め、決定に至っておりません」としている。

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