CNNが報じたところによると、米ニュージャージー州にある保険会社の社員10人が共同購入した宝くじが、2億1600万ドル(約213億円)に当選していたと、購入者の代表がこのほど名乗り出た。
チャブ・コマーシャル・インシュアランスのボブ・スペースさんによると、3日に抽選があった宝くじ「メガ・ミリオンズ」で、6つの数字「26」「632」「35」「43」「52」「10」を当てたという。
10人は5ドルずつを出し合い共同購入を続けていた。当選くじは、スペースさんが2日に、自宅近くのガソリンスタンドで買った50枚の中の1枚だった。 しかし、共同購入した同僚らには、翌4日に出社するまで黙っていた。出社してからも、何事もなかったかのように振る舞いながら、「大きなものを当てた」と電子メールを送信したという。
メールを受け取ったジョアン・ロスさんは「先週は7ドルが当たっていたから、4ドルが当たった連絡だと思って、『邪魔しないでちょうだい』と返事してしまった」と話している。
購入メンバーの10人は、勤続7年から30年と長い人が多く、宝くじに当選したからといって、すぐに辞めるつもりはないそうだ。