ビック―ヤマダ池袋戦争に新展開か

JR池袋駅徒歩1分に900平方メートルの土地


新井氏が武富士から取得した土地
 今年5月に、ビックカメラ創業者・新井氏は、消費者金融最大手の武富士から、約900平方メートルの土地を取得。池袋の歓楽街に隣接するこの場所は、周辺は広い駐車場がいくつかに別れて存在する。その一角が新井氏の名義になっている。

 30台以上が駐車可能なスペース、武富士の無人店舗、自動販売機なども数台設置されており、かなり広く感じる。取引金額はわからないものの、地元の不動産業者によると「バブルの頃なら20億円はしたでしょう。今は10億ちょっとくらいでしょうか」と見積もる。

 ただし、これだけの立地条件で広い土地を青空駐車場にしておくことは、採算を取るには厳しいだろう。「個人のことなのでわからないが、そのまま駐車場にしておくことは考えにくい」(不動産業者)というように、おそらく何らかの利用を考えているのではないか。さらには、周辺の駐車場を買い集めて拡張するという方法もあり得る。

 ビックカメラは「個人的なことですので、お答えはしかねます。会社としては把握しているのか? こちらではわかりかねます」としている。

 名義が新井氏個人のため現時点では、ビックとは「無関係」だ。しかし、一等地だけに周囲はそうは考えていない。

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