中国で最も美しいアラフォー独身女性社長

「才女」ではなく「雑人」だった

 付文麗さんは自分のことを「雑人」だと表現する。その場の状況に応じ、絶え間なく様々な学習を重ね、自身の中に蓄積させる。この積み重ねが大局観を養ったともいえる。

 2001年、付文麗さんは太合地産を離れ、天地控株有限公司の副総裁に就任。付文麗さんの指揮のもと、会社は大型住宅や高級マンションなど次々に新しいプロジェクトを手掛け成功を収めた。付文麗さんは特に高級物件に興味があり、北京の後上海に中国の伝統的な建設様式「四合院」を採用したマンションなども手掛けた。

 こうして彼女は数々に輝かしい功績とともに、天地控株有限公司の知名度を上げ、基盤を揺るぎないものにしていった。そして付文麗さんはついに会社の総裁に任命される。2005年には古典家具の会社を買収。今後は、建築と芸術文化の融合を目指しているという。

 付文麗さんは、自分の力を頼りに進み、成功を収めた女性。偶然訪れたチャンスの他に、こうした姿勢は成功をおさめるためには必要だ。知恵と品格、そして思想は今後も会社を導いていくことだろう。

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