新潟で3億円を稼ぎ上京した美人姉妹【1】

キャバクラ嬢を華やかに彩るドレス


右から清水彩子さん、けい子さん
 六本木、新宿、北新地、ミナミ…。日本全国どこへ行っても、夜の街の主役と言えば、キャバクラ嬢だ。今や女の子の憧れる職業の一つとなったが、その彼女たちを美しく彩るのが「ドレス」。ひとたび、メイクを決めてヘアーをセットし、ドレスに身を包むと、その瞬間から夜の蝶へと変身を遂げる。

 夜の世界で必需品となった「キャバ嬢の制服」。そうしたファッションは、キャバ嬢のファッション雑誌「小悪魔ageha」などでも紹介されるようになり、一躍ブームとなった。

 男性は普段、あまり気に留める機会は少ないであろう。だが、キャバ嬢にとっては、自身の変身願望を満たしてくれる「必須アイテム」。それなら、もっとカワイイと思えるドレスを、と求めるのが普通だ。ここに大きく実る市場は確かに存在し、ビジネスの種はあったのだ。

 姉・清水彩子さんは「楽しいもの、カワイイもの、そんなドレスをいっぱい流行らせたい。だから、ドレス屋さんをやろう」と始めた動機を語った。

 事業をスタートした清水さんは、5年目となった昨年、年商3億円を上げて法人化した。それも、自らの意思ではなく、税務署に促されてのこと。個人で続けるには規模が大きくなりすぎたからだ。

 社名を「Sugar」と名付け、今年春、いよいよ満を持して念願の東京進出を果たした。「YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)」は、清水姉妹のビジネスの成功の秘密と、その素顔に密着することにした。
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