「浅田真央よりヨナを優先した」オーサー氏

 フィギュアスケートの女王キム・ヨナ選手(20)のコーチ、ブライアン・オーサー氏がマネジメントから電撃解任された件で、オーサー氏が過去に浅田真央選手サイドからオファーを受けたがヨナ選手のために断っていた、とヨナ選手に送ったとするメールを公開した。

 真央選手のマネジメントサイドが一度は打診してきたというが、ヨナ選手が最優先ということで断ったのだという。ヨナ選手に宛てた「rumours」とするタイトルのメールを報道陣に公開した。

 今頃、過去のいきさつを明かしたのは、この論争において、オーサー氏が劣勢になったからだと思われる。

 一方的な解雇通告で、オーサー氏に同情し好意的に取り上げるメディアが多かったものの、AFP通信になぜか新プログラムを公開。スケート界の掟を破ってしまったことで、オーサー氏に否定的な報道が目立つようになった。

 「真央よりヨナ」ということで、オーサー氏は起死回生の手を打ったつもりだろうが、真央選手からのオファーがあったという報道を状況によって肯定したり、否定したり。また真央選手サイドはオファーの事実を過去に否定しており、オーサー氏が信用できない人間と見られてしまう可能性もある。


左から浅田、ヨナ、ロシェットの3選手

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