わずか2歳で一戸建て住宅を手に入れた女の子

20年後に不動産は花嫁道具になるか


写真はイメージ
 祖母は「孫に財産を残したい」と考えていても、急速なインフレの中では20年後どれほどの価値が残っているか分からない。今、不動産は一日ごとに価格が上昇しているということが、プレゼントの動機になったようだ。一戸建てを孫にプレゼントすることは女の子の両親にとっても大変な驚きだったという。

 周りの親戚や友人も、幼いうちから贅沢させるのは教育に良くないと反対していると言うが「20年後の花嫁道具」という祖母の意志は固いようだ。

 中国では、政府の不動産バブル政策を逃れようと、地方都市の物件に資金が流入し価格が高騰しつつあるが、今や投資家・投機家層は企業や一握りの富裕層だけでなく、中間層にまで拡大しているようだ。毎月多額の住宅ローン返済に追われる人々がいる一方で、今回の家族のように利に敏い人たちは2軒、3軒と不動産を所有していく人たちもいるのが現実だ。

 果たして、2歳の女の子がお嫁に行くころ、5000万円ほどの住宅はどれくらいの資産価値になっているのだろうか?

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