ネズミ講に似た巨額投資詐欺事件で起訴された米ナスダックの元会長、バーナード・マドフ被告の資産が推定8億2600万ドル(約810億円)以上であることが、ニューヨーク連邦地裁に提出された文書で分かった。
CNNによると、資産のうち現在清算手続きが行われている投資証券会社は7億ドル(約685億円)規模。NYのアパート(700万ドル、約6億9000万円)、フロリダ州パームビーチの邸宅(1100万ドル、約10億8000万円)をはじめとする国内外の不動産は2200万ドル(約21億5000万円)。
また、チャーター用航空機(1200万ドル、約11億8000万円)に半分出資し、フランスに700万ドル(約6億9000万円)相当のヨットを所有。宝飾類も200万ドル(約2億円)相当所有している。現金資産は1700万ドル(約16億7000万円)前後で、車は妻名義のベンツ車2台とフォルクスワーゲン車1台という。
判決は6月16日の予定で、最高150年の実刑が言い渡される可能性がある。