不動産王ドナルド・トランプ氏、イスラムセンター予定地の購入を申し出

 米不動産王ドナルド・トランプ氏が、ニューヨークの世界貿易センタービルの跡地「グラウンド・ゼロ」から2ブロック離れた場所にあるイスラムセンター建設予定地を買い取る意向であることが9日に判明した。

 現在の同地の所有者は、エジプト生まれのニューヨークのビジネスマン、ヒシャム・エルザナティ氏をリーダーとする8人の投資家グループ。彼らはこの地に、モスクを含むイスラムセンターの建設を計画しているが、2001年の同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービル跡地のすぐ近くということで、米国民の強い反発を招いていた。

 エルザナティ氏らは建設予定地を480万ドルで購入したが、トランプ氏は25%増の価格で買い取りたいと申し出たという。トランプ氏はエルザナティ氏への手紙の中で、「私はこの申し出を、1人のニューヨーク市民として、またアメリカ合衆国の国民として行っているのであり、この土地が素晴らしいと思っているからではありません(実際、良い土地ではありませんし)。しかし、私がこの土地を購入することで、この非常に深刻かつ扇動的で、対立的状況を終わらせることができると思います。だから、この申し出を行ったのです」と書いている。エルザナティ氏はトランプ氏にまだ返答していないという。

 トランプ氏は、イスラム教に関連する施設は、「世界貿易センタービル跡地から少なくとも5ブロック以上離れた場所に建設されるべき」だと話している。

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