バフェット、ゲイツは嫌い!中国の大富豪たち

中国一の大富豪は欠席


(左から)ウォーレン・バフェット、ビル・ゲイツの両氏
 9月下旬、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ、著名投資家ウォーレン・バフェットの両氏が北京を訪問する予定だが、この訪問の目的は中国人富豪との慈善パーティーにある。2人は資産の半額を寄付することを呼び掛けていおり、すでに大富豪40人が寄付を表明している。パーティーでは富を築いた中国の大富豪にも、賛同を求めるという。しかし、中国人大富豪たちの態度は…。

 今回招待されるのは50人の大富豪。一緒に会食できる権利が65万100ドル(約7970万円)で落札されたことのあるバフェット氏や、ゲイツ氏と交流できるチャンスは中国人富豪にとっても貴重。近年、中国各地では上流階級向けの高級クラブが流行しており、実力者と接近するチャンスをつかむためにはお金と時間を惜しまないという文化がある。こうした背景を考えても、今回のパーティーは中国人セレブ達が見栄を張る最高の機会だといえる。

 しかし、予想に反して中国の富豪たちは招待を断ったり、出席するかしないかの問いかけに沈黙したりと冷たい反応を示しているという。フォーブスの2010年大富豪ランキングで中国のトップだった宋慶後(そう けいご)氏は、欠席との情報が伝えられている。なぜ中国の富豪たちは、こうした態度を示しているのだろう。

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