ブランド価値ランキング、トヨタがTOP10陥落

 ブランドコンサルティング会社インターブランドは16日、グローバル企業のブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2010」を発表した。1位は11年連続でCoca-Cola、2位はIBM、3位はMicrosoftだった。

 昨年8位のToyotaはリコール問題の影響によりトップ10から陥落し11位。しかし、信頼性は一時的に大きく傷ついたものの、長年の実績の積み重ねの力は大きく、大幅な顧客離反には至らなかった。その結果、ブランド価値の毀損は予想より小規模に留まり、引き続き自動車ブランドの中でNo1のポジションを維持した。一方BPは、原油流出事故の影響で、大幅にブランド価値を毀損し、昨年度の83位からランク外となった。

 テクノロジー関連ブランドは、10位以内にIBM、Microsoft、Google、Intel、HPと5ブランドがランクインした。またラグジュアリー業界では16位にLouis Vuitton、44位にGucci、69位にHermesなど多くのブランドが入り、不況期にもかかわらずブランド価値を向上させた。

 同ランキングはグローバルな事業展開を行うブランドを対象に、そのブランドが持つ価値を金額に換算してランク付けするもので、今年で11回目。

【Best Global Brands 2010 TOP10】
順位(前年)、ブランド名
1位(1):COCA-COLA
2位(2):IBM
3位(3):MICROSOFT
4位(7):GOOGLE
5位(4):GE
6位(6):MCDONALD’S
7位(9):INTEL
8位(5):NOKIA
9位(10):DISNEY
10位(11):HP

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