大富豪たちが世界の未来を決定する、といわれる会合・ビルダーバーグ会議において、今年は、将来の米国経済が不振に陥ることが予告?されていたのだという。
米CNBCに、ブラックロックのアナリストでウォール街に幅広い人脈を持つバイロン・ウイーン氏(Byron Wien)が明かしたところによると、米国経済の停滞、さらには、金融業界、富裕層らに対してのオバマ大統領の政策へも悲観的な意見が出たのだという。
謎のベールに包まれたビルダーバーグ会議。今年は6月にスペインで行われ、欧米の高級紙には開催された事実くらいは、ここ数年報道されるようになった。出席者たちの名前も出るようになった。ただし、話し合われた内容はわからない上に、報道されている事実はダミーの会議とも言われるほど、まだまだ全貌はわからない。
今回は、その内容の大筋が明らかになった上に、米国経済は会議の内容と同じく回復期待から低迷へと向かっているようではある。
ちなみに、今年は毎年参加していた、デビッド・ロックフェラー氏は欠席したのだという。オバマ氏支持だと言われたロックフェラー氏。オバマ政権が集中砲火を浴びることで立場が悪くなることを予測しての欠席か?

会議が行われたスペインのホテル