総額11億円、デニス・ホッパーの絵画コレクションが競売へ

 競売大手クリスティーズが11月と来年1月にNYで開催する2度のオークションに、今年5月に74歳で死去した米俳優デニス・ホッパーさんのアートコレクションが出品される。予想落札価格の総額は1300万ドル(約11億円)。

 11月のオークションには、ホッパーさんが集めた30点以上の絵画が出品される。中でも注目されるのは、米芸術家アンディー・ウォーホルが1971年に制作したホッパーさんの肖像画と、ジャン・ミシェル・バスキアが1987年に制作した無題の作品。アンディ・ウォーホルの作品は80万ドルから120万ドル(約6700万円~1億円)、バスキアの作品は500万ドルから700万ドル(約4億2000万円~5億9000万円)での落札が予想される。

 ホッパーさんはハリウッドで俳優として活躍しながら、同時に絵画蒐集にも熱意を注いできたことで知られる。アンディ・ウォーホルのようなポップアート作家たちがまだ無名の頃から支援し続け、バスキアやクラース・オルデンブルク、リチャード・プリンスなど多くの芸術家の作品をコレクションしていた。

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