住宅にもファッションを

今年も結婚記念日がやって来る


 今年で何回目の結婚記念日でしょうか? 期待する女性、悩む男性。あるいは、徐々にマンネリとなりネタ切れ。ついには、結婚記念日そのものが互いの口から消えてしまっている、ということになっていませんか?

 ならば、二人の記念となるような物で、しかもこの先もずっと家族で共有できる物として家をプレゼントしてみてはいかがでしょうか? それも建て売りではなく、素材からデザインまですべて注文どおり。奥様のために、希望を一から聞いて建ててくれるなんて、これ以上の贅沢な贈り物は他にはないでしょう。

夫人の夢を叶える

 実際に、新築の自宅を結婚記念日のプレゼントとして夫人に贈った夫婦の実例を紹介します。20周年を迎えるにあたって「妻に感謝を込めてプレゼントしたものです」と夫。2人は海外旅行が好きで、夫人のお気に入りのホテルが、米国西海岸のザ・ビバリーヒルズホテルでした。2人の共通の思い出を形にして贈りたい、という夫の強い想いから始まりました。

 ここは、イーグルスの大ヒット曲「ホテル・カリフォルニア」のジャケット写真に使われ、歌詞の中に出てくるホテルとして世界中の幅広い層に知られています。ハリウッド俳優、国家元首クラスの定宿でもあります。


日本にいながらザ・ビバリーヒルズホテルのよう


 この夫婦宅、実際にこの目にすると、本当にザ・ビバリーヒルズホテルかのような面影が宿るドーム型の屋根が目に付きます。また、華麗なロートアイアンの門を潜り、玄関までのアプローチを進む間に耳に入ってくる庭の噴水の水音がとても心地良く感じます。

 そして扉を開けると、燦々と陽光が降り注ぎ、夜は豪華なシャンデリアの光がまばゆい輝きは、自分だけのホテルのようです。そして、2階へ続く壮麗ならせん階段は、シャンパンゴールド色の職人芸とも言える加工された鉄製の手すりが実に見事です。


妻、夫それぞれのこだわりを形に


 明るいマリンテイストでアレンジされたダイニング・キッチン。青い輸入タイルや御影石のカウンタートップなど随所に西海岸風の雰囲気が漂ってきそうです。また奥には、ひと際明るいコンサバトリー(サンルーム)。家の中にある半屋外空間として、窓になっている天井を見上げるとパームツリーが見え開放感もたっぷりです。これも英国オートフレーム社が、夫婦の要望に沿って設計、デザインしたというこだわりある物です。

 また夫人だけでなく、夫もこだわる部分にはこだわりました。バスルームの円形ジャグジーは、米国の高級住宅や5つ星ホテルなどには必ず使われているコーラー社の倉庫にまで実際に見に行ったほど。さらには、京都の高級旅館をモチーフとした和室と、そこに至るまでの石畳のアプローチも設置。

 欲張りなほどに要望をすべて凝縮した、世界に一つの自分だけの家だと言えるでしょう。長い付き合いの妻や家族と、これからも長く共に住んでいく家。こだわってもこだわりすぎる事はないかもしれませんね。


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