エジプト考古最高評議会はこのたび、スペイン調査隊がエジプト南部ルクソールで、古代エジプト第18王朝、ハトシェプスト女王(在位紀元前1479-1458年ごろ)が統治していたころの「財政官」の埋葬室から、金の指輪とイヤリングを発見したと発表した。この埋葬室は2003年に見つかっていた。
AFP通信によると、財政官の墓は、古代エジプトの王の墓が集中する王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿など数々の遺跡があるナイル川西岸に位置している。考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は、墓の中のミイラやひつぎなどは古代に盗掘されていたとの見方を示した。