後任のCEOを探していた米コンピューター大手のヒューレット・パッカード(HP)は30日、独ソフトウエア大手SAPの前CEOレオ・アポテカー氏を起用する、と発表した。
アポテカー氏は20年間のSAP勤務を経て、CEOに就任したものの、他の経営陣との対立もあり1年経たずに同職を退任していた。
HPのロバート・ライアン取締役は「レオはテクノロジーに対して情熱があり、素晴らしい経験や、考えを持ち当社が求めていたCEO」と、コメントした。
HPの前CEOマーク・ハード氏(現オラクル社長)が女性契約社員との間にセクハラの疑いが起こり、結果的に行動規範に反する経理処理をしていたということで辞任し、HPは後任を探していた。