横浜ベイスターズの譲渡先に住生活Gが浮上

 住生活グループが、TBSからプロ野球の横浜ベイスターズを売却する方向で検討していると一部で報道されたが、住生活グループは「当社に関する報道が、一部報道機関からなされておりますが、これは当社の発表にもとづくものではありません」とした。TBSも否定した。

 報道によると、TBSの放送事業の収益悪化は顕著であり、ベイスターズも3年連続90敗以上というワースト記録を作るなどいい所がまったくなく、売却によって財務を強化するのが狙い。また、トステムやINAXを傘下に置く住宅設備最大手の住生活グループは知名度向上を狙っており、両社の思惑という点では合致している。

 関東では、もはやプロ野球中継は大幅に縮小され放送事業とのシナジー効果が見られないため、TBSは金融機関を通じて譲渡先を探していたという。

 この報道で東京株式市場では、住生活グループは一時、前日比24円高の1661円まで値を上げた。TBSは同29円安の1045円まで値を下げた。

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