ノーベル化学賞に鈴木、根岸の両氏

 スウェーデンの王立科学アカデミーは6日、2010年のノーベル化学賞に、鈴木章北海道大名誉教授、根岸栄一米パデュー大教授の日本の研究者2人を含め、米デラウェア大のリチャード・ヘック博士の3人に贈ることを発表した。

 これで日本出身者の受賞は合計18人となった。賞金は1000万スウェーデン・クローナ(約1億2800万円)が贈られる。

 有機化合物の研究を行ってきた鈴木氏は1979年、有機化合物を効率よく結合させる化学反応を発見。有機ホウ素化合物から、目的とする有機化合物を効率よく作る方法が編み出された。この反応は「鈴木カップリング」と呼ばれる。また、根岸氏はパラジウム、もしくはニッケルを触媒として、炭素同士を結合させる反応を1977年に発見し、「根岸カップリング」と呼ばれる。

 この発見は、エレクトロニクス分野、製薬分野をはじめ多くの分野で応用されており、また有機合成化学分野においても、日本が世界をリードする大きなきっかけとなった。

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