各化粧品メーカーの最高級ブランドから新商品が続々発売
カネボウの最高級ブランド「インプレス」
秋冬の肌の乾燥シーズンに向けて、カネボウは最高級ブランド「インプレス」の最高価格ライン「グランミュラ」から12万6000円のクリームなど3商品を11月に発売。ポーラは最高級ブランド「B.A」に、9月から新たに乳液など4商品を加えました。
また資生堂が2008年から販売している最高級ブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」から生まれた「シネルジックライン」も昨年に引き続き好調。化粧品以外には、ニュートリション・アクトからは国内最高級美肌サプリメント「悠々美的」が発売され、その効果と即効性から富裕層の間でクチコミで評判が広がっています。
インプレス グランミュラクリーム
スキンケア化粧品への投資を惜しまない女性たち
国内最高級美肌サプリメント「悠々美的」
ポーラ文化研究所は昨年、首都圏の15歳から64歳の女性1500人を対象に、「化粧品などへの投資意欲に関する調査」を実施しました。その結果によると、「スキンケア化粧品」購入者の76%と、「メークアップ化粧品」購入者の73%が、今後もスキンケア・メークアップ化粧品へ使う金額を増やすまたは今までと変えないと回答していることがわかりました。
一方減らすと回答した割合が多かったのは、「飲食店での食事」や「ファッション」への費用。大学生から社会人まで女性の年代全般にわたって、スキンケアやアンチエイジングに対する関心は非常に高く、食費や服飾費を削ってもこれらへの投資は減らさないと考える人が多いことがわかりました。スキンケア化粧品など女性の日常生活に根付いているものや、体内に直接摂り込む商品は、投資額に見合ったリターンが返ってくるため、不況下でも減らさない傾向があるようです。
富裕層女性を中心とする、「本当に質の良いものへ投資をしたい」と考える女性たち。彼女たちの存在が、今後さらに高価格帯化粧品やサプリメント市場を発展させていくことでしょう。