村上春樹氏がノーベル賞を受賞できない理由

 作家、村上春樹さん(61)がノーベル文学賞の有力候補と目されながらも、またもや選ばれず、結果的には、ペルーの小説家マリオ・バルガスリョサ氏(74)に決定した。では、なぜ受賞できないのだろうか?

 理由は2つあると関係者の間では見られている。まず一つは「年功序列」? 確かに50歳代の授賞も時々あるものの、70代はザラで、中にはドリス・レッシング氏(2007)は87歳で受賞するなど高齢化している。今回のバルガスリョサ氏は村上氏よりも13歳も年上だ。

 もうひとつは受賞理由として「民族」「対抗」などのキーワードが出てくる。確かに村上氏は世界での知名度も高く、作品の評価も高いが、スウェーデン・アカデミーの選考方針とは少し違うようだ。村上氏は近年は、海外での受賞歴も増えてきてはいるが、もう少し時間がかかるのだろうか。

 12月には映画「ノルウェイの森」も公開される予定。11月の受賞発表を前宣伝に、しかも12月はノーベル賞の授賞式も行われ、タイミングを計ったかのようでもある。もしも受賞していれば、村上春樹ブームが一気に到来していただろう。が、それも皮算用に終わるのか?


村上春樹氏(カフカ賞受賞時)

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