中国国内では持っていないフリをする
ある会社の御曹司は自分の父親について「とても控え目」と語る。彼の父親は中国・杭州地区でファッションブランドの社長をしていて、息子に10万元(約130万円)の車を簡単に買い与えてしまうほどの財産の持ち主だ。父親が控え目な理由として、寄付を求めてくるのが怖いから、そして、正規の仕事とは別に民間の貸付にも従事している、という2点を挙げている。
彼の話では、父親のような人は周りに大勢いるという。彼らは中国国内では質素にしているが、外に出ると気前よくお金を使う。。
また、中国人は豊かになればなるほど海外に移民する傾向があるという。その目的は主に財産と自分自身の身を守るためだ。人気があるのはカナダや米国などで、ここ3年間の間に少なくとも170億元が海外に流出したというデータもある。