ついに配当利回り3%続出の電力株

 先週末の東京株式市場で、東京電力が値を下げて、配当利回りが3.02%となった。気がつけば他にも中部、関西、中国、東北、九州の各電力株が3%を超えている。一般に電力株は配当利回りが高い時に買って、利回りが下がった時(株価が上がる時)に売れというのが定石とされるが今回は…。

 まず先週末10月8日の終値ベースでの電力各社の配当利回りだが、次のようになっている。実に8社中6社で3%を超えてしまっているのだ。
東京電力  3.02%
中部電力  3.02% 
関西電力  3.01%
中国電力  3.05%
北陸電力  2.64%
東北電力   3.36%
四国電力  2.12%
九州電力  3.23%

 ただし、曲者なのが、東京電力の公募増資。実に29年ぶりとなる同社にとっての大イベントで約5549億円の調達を計画している。発行する株式は最大で2億5415万株。発行済み株式総数は最大で約18.8%増加するというものだ。他の電力株もツレ安することは予想できる。

 すでに公募にエントリーしている個人投資家の間では「思った以上に手に入りやすい」という声も出ている。あるデイトレーダーは「これはCFDとのペアトレードでしょう」とも話す。短期的にはそうしたトレードが有効だろう。

 もう一方で、株価が安い今こそ、企業側にとってはいい調達時期。将来的に収益を生む可能性がある投資とあれば、下げたところを拾ってホールドするという方法があるだろう。

 短期で勝負するのか、長期で勝負するのかは、それぞれの投資家の考え方次第だが。

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