リキテンシュタイン作品など66億円分出品

 ポップアートの巨匠、故ロイ・リキテンシュタイン氏の作品「Ohhh…Alright…」などが、11月に米NYで行われるクリスティーズの競売に出品されることになり、報道陣に公開された。

 ウォールストリートジャーナルによると、この作品はカジノリゾート大手ウインのスティーブ・ウイン氏が出品すると伝えられている。

 リキテンシュタイン氏と言えば、1960年代の米ポップアートシーンの中心的な人物。アンディ・ウォーホル氏らにも強烈な影響を与えた人物で、日本でもかつては、東京都現代美術館が6億円で「リボンの少女」を購入し、「税金で漫画を買うとは」という反対意見が出たことを覚えている人も多いことだろう。

 リキテンシュタイン作で最も高額な値がついたのは、2005年の「In the Car」で1620億ドルだった。ウイン氏は「Ohhh…Alright…」など4000万ドル(約32億円)分を競売に出品するという。アンディ・ウォーホル氏ら他の作家の作品も合わせて総額で8000万ドル(約66億円)になるとも言われている。

 コンテンポラリーアートに再び注目が戻りつつある中で、いくらの値がつけられるのだろうか。


「Ohhh...Alright...」

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