2週間で50人以上からメッセージが
男性医師は結婚相談所にとっては大切な存在。では、女医が結婚相談所に入会を申し込むとどうなるのか。これが、特に優遇はなしだったという。この差は何なのか。結婚相談所においては、女医は特に有利ではないということか。そこでAさんは、サイトに狙いを絞ることにした。
だが、サイトといっても怪しげなものから真面目なものまで様々。そうした有象無象の中から、Aさんは雑誌を頼りに、登録男性の層、検索のしやすさ、顔バレしないなどの条件に合致するサイトを選んだ。
「実際に登録していた期間は2週間ほどでした。登録してすぐに男性からメッセージが届くようになり、50人以上の方々からいただきました。婚活サイトのいいところは、職業、年収や学歴といった知りたいことが最初にわかるところだな、と思いました。もちろん、付き合う前から気にすることはないですが、いつかはお互いに知ることですから」
Aさんは、このサイトでの婚活を通してわかったことは、男性登録者は公務員、理系男子が予想以上に多かったことだという。それと女性登録者は、趣味の欄に「旅行」と書く人がほとんどなのだという。
「女性の登録者は同じようなことを書く方が多いようなので、ルックス以前に、書くのがうまい人であれば相手は比較的見つかりやすいのではないかと思います」
もしも、医師という職業を選んでいなければ、Aさんはもっとモテていたのかもしれない。では、なぜ女医が男性との出会いが減るのだろうか。Aさんは自らの婚活体験を通して、仕事の多忙さと並んで、もう一つの仮説に行き当たった。