英オックスフォード大学ボドリアン図書館、史上最大の引越し

 英オックスフォード大学ボドリアン図書館は今月より、最大800万冊の書籍を収納できる新しい書庫を開設し、蔵書の移動を徐々に開始した。1602年に開設された同図書館の歴史上、最大規模の移動になるという。

 英メディアによると、ボドリアン図書館は毎日最大1000冊蔵書が増加しているが、近年は保管スペース不足に悩まされてきた。そこで、ウィルトシャー州北東部のスウィンドンに2600万ポンドを投じて新しい書庫を建設。書棚全体の長さは245キロという、巨大な書庫だという。

 ボドリアン図書館の書物や地図などの資料の一部をこの書庫に移動させることで、書物の許容量オーバーを防ぐ狙いだが、しかしこの新書庫も、約20年後には許容量が限界になると予想されている。

 ボドリアン図書館には13世紀の大憲章「マグナ・カルタ」など重要資料もあるが、それらはボドリアン図書館にこれまでと変わらず保管される。

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